高2の冬に志望校変更<後篇>・受験界の王様「数学」に嫌われると勝利はないのか?
数学の公式(解法パターン)が覚えられない?
「実は公式が覚えられない」と告白された母。
そんな告白、されたくない!
しかも高3の夏に。
同級生の、数学が普通にできる人に訊くと、
「問題を解いている間に自然と覚えられるよ(^^)v」
とにっこり答えてくれるらしい。
「あなたはそうではないんですか?」
「そんなことは不可能。問題を解いて覚えるなんてできない」と言う。
ところが、公式を覚えなくても解けるらしい。
「俺ってひょっとして天才?
いつも思考力はあるって言われるもんねぇ~」
と呑気な発言に母はキレル。
「天才なら、公式くらい覚えてほしいものです!」
公式を覚えなくても解けるが、時間がかかる。
時間がオーバーすれば、解けた事にはならない。
「解決策を考える」と言うのですが、もう10月ですよ?
間に合うんですか?
先日も塾の数学の先生とこの件で、
バトルを繰り広げてしまったようです(T_T)
高2で難関大学のA判定を出す同級生
我が息子が数学のできなさに苦しんでいる横で、
高2で早くも、医学部や難関国立大の冠模試を受け、
その上AやらBやらの判定をたたき出す同級生がいます。
マスコミなどではよく聞く話ですが、ほんとなんだぁと感心します。
彼らにとってはセンター試験なんて赤子の手を捻るようなもの。
センター模試は全教科ほぼ満点(*_*)、
しかも時間が余るらしい・・・。
どうか余ったその時間、我が息子に恵んでやってくれまいか。
そんな彼らには、駿台やらなんやらの予備校から
「無料入塾のお誘い」が届きます。
なんとも羨ましい話ではないですか。
「あるところにどんどん集まる」という見本のような話です。
センター数学に苦しみ、京大数学に手も足も出ない息子は、
さぞかし居心地の悪い事だったろうと思います。
「文系クラスに引っ越しってほっとした」とよく言います。
文系クラスには数学苦手男子が多いので、
センター数学の苦しみも理解しあえるようです。
受験の世界はいつでも数学が要
受験は、ほんと~に「数学」ですね。
中学受験でも数学にさんざん泣かされましたが、
6年後に再び同じ状態がやってくるとは、
まるでデジャヴのようです。
ところがこの受験の王様「数学」。
できる・できないは、
素質の部分が大きいのではないかと思うのですが、
どうでしょうか。
「たかが大学受験、素質なんて関係ない!」と言う意見もあり、
「いやいや、やっぱり素質はあるよ」と言う意見もありで、
本当のところはどうなのかはわからないのですが、
少なくとも、苦手か得意かはありますよね。
しかもそれがはっきりと表れる教科だと思うんです。
もうひとつ、素質が関わるんでは?と思うのが、
受験界の女王様的存在「国語」。
センターなら訓練とパターン化で何とかなるかもしれませんが、
バキバキの記述問題が出されると、書けない人は本当に書けない。
ところがこの「国語」、
何故だかそれほど難しくしないんですよねぇ・・・。
国語の配点が高いとか、
問題が檄ムズな大学ってあるのでしょうか?
中学受験でも、
算数が難しい学校ほど国語は易し目だったような記憶がある。
受験はどの時点でも、
難関と呼ばれる所ほど数学ができないと合格できない。
国語は普通にできないとダメだけど、国語で合格することはできない。
「数学の点数を他の教科でカバーする」
これができるところを探すとなると、非常に選択肢が限られる。
本当に、数学が苦手と言うのは頭が痛いです。