息子と受験と狂想曲

受験と教育よもやま話

なぜ息子の受験記を書こうと思ったのか~合格がスタートラインという重い現実~

こんにちは、うららです。

 

今日は息子の受験記はお休みしまして、 

「なぜ息子の受験話を書こうと思ったか」について、

書いてみたいと思います。

 ちょっと”どんより”とした話です。

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昔好きだった「木のおもちゃ」・・・懐かしい。 

 


 

私が息子の成績不振について悩みに悩んでいた時期、

同じような境遇の母ブログを読み漁りました。

 

ブログによって、

不振なまま受験を終えた人もいれば、

何とか復活した人もいました。

いずれにしても、母の悩みや苦しみは当時の私と同じでした。

 

わが子の受験本番はこれからなので、結果がどうなるかはわかりませんが、

これだけ成績不振だった子がどこまで復活できるのか、

復活するために何をしたのかを残しておけば、

どこかの誰かのお役に立てるのではないか。

役に立つまで行かなくても、慰めくらいにはなるのではないか。

そう思って、

記録として残しておこうと思った次第です。

 


 

進学校に入ったものの、

勉強に対してやる気がなくなっってしまうお子さんは、決して少なくありません。

子供の学校でも、

高2までに学校を去った生徒さんは学年の1割強。

そのほとんどは成績不振が理由です。

 

中学2年から徐々に始まる「肩たたき」

「肩たたき」と言えば嫌なイメージが浮かびますが、

そのまま何も言わず高校へ上げた方が、かえって残酷な場合もあります。

高校で単位が取れず、留年になるかもしれないからです。

最悪な場合、放校となってしまいます。 

 

留年しても頑張って卒業する人もいれば、不登校になってしまう人もいます。

本人の性格次第、というところですが、

親の不安や恐怖はいかばかりか。

胸が痛みます。

  


 

高校の途中で学校を辞めるとなると、後の選択肢は限られてきます。

 

学校に籍を置いたまま「大検」をとって、大学受験をした人もいたそうです。

その場合、高校は「中退」になりますねぇ。

話題になった「N高校」を利用したという噂の人もいます。

 

でも一番いいのは、

高校に上がる段階で学校を変わることだろうと思います。

つらい選択だとは思いますが、決めるならこの時期が最後ではないでしょうか。

 

中学受験であれだけ大変な思いをして、合格した学校です。

そんなに簡単に進路変更できませんよね。

ほんとに究極の選択です。

 

息子も一時期、留年になるのではないかと思って本当につらかったですから、

渦中にいる方々の気持ちは想像できます。

 


 

ベネッセの調査で、

「母親の幸せ度は”子供の成績”で変わる」という記事を読んだことがあります。

 

そうだろうなぁ、と思います。

でもなぜ子供成績によって母の幸せ度が変わるのか。

 

それは「子供の成績は母親の責任である」と、

どうしても思ってしまうからなのでしょうねぇ。

自分も他人も

 

でもその考え方は、

母親にとっても子供にとっても、とても酷なものだと思います。

成績が悪いと、

それは母親のせいであり、

子供の努力不足であるとの烙印を押されるのですからねぇ・・・。

 

 私が言うと、言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、

私は、子供の成績に関して親にできることは、

極限られた事だけだと思っています。

 

 

よほど劣悪な環境でない限り、

親がどうしようと”できる子”は最初からできる

その子その子の限界は必ずあるものだと思っています。

 

これは芸術やスポーツでは顕著ですよね。

そして、芸術やスポーツなら、

それが当たり前の事として納得している人は多いはずです。

 

でもなぜだか「学校の勉強」となると、

みんな同じようにできるはず、

だれでも100点取る力があるはず、と思ってしまう。

もし子供ができなければ、

それは幼少時からのやり方が悪かったからだ、となる。

 

なぜなんでしょうねぇ・・・。

 

ひと昔前までは、

発達障害自閉症でさえ「親の育て方の問題」にされていましたね。

まったく、ひどい話です。

当時の母親たちがどれだけ傷つき、つらい思いをしてきた事か、

その子供もまた同じでしょう。

 

誰かのせい、何かのせいにしておけば、

安心できるからなんでしょうか。

 

 


 

 

こんな偉そうな、わかったようなことを書いていますが、

何を隠そう実は私も、

「親のやり方次第で子供のでき・ふできは決まる!」と、

ずっとそう思っていたんです。

結婚前の若い頃も、子供が小さい頃もずっと。

 

そして今でも、

子どもの成績や進路に対して、あきらめきれない思いがあります。

もっとやったらできるんじゃないか

どうしても、そう思ってしまう。

親の私に、何かできることがあるのではないか、と。

 

どうしたら現実を受け入れ、

心穏やかに過ごせるようになれるのでしょうね。

 


 

 

なんだか話が、

どんどん別な方向に行ってしまいました。

 

幼児教育を頑張っていた頃、小学校時代のことなどなど、

また次の機会にお話したいと思います。

読んでいただければありがたいです。

 

 

☆本日はありがとうございました。