息子と受験と狂想曲

受験と教育よもやま話

「定期テスト・赤点地獄」の巻

こんにちは、うららです。

 

引き続き、

中高一貫校に通う息子、高校1年生~2年の頃。

出遅れ感半端ない息子ですが、

はたして受験に間に合うのか?というお話です。

 

*学校からの恐ろしい招待状*

あれは息子が高1の冬。

はらりと手渡された1枚の招待状。

 

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なんとそれは、

「指名者面談」の案内ではないですか!!

 

*注釈*

「指名者面談」とは、

主要教科で赤点を連発してしまった生徒の親を、

強制的に学校に呼び出すという恐ろし~い刑のことである。

 

つまりは、

「お宅の息子は「×」です! 何とかするように!!」

と学校からお叱りを受け、

親はひたすら項垂れるという状況が予想されるわけです。

 

こんなもの、行きたいわけがない(T_T)

 

夫に押し付けようとしましたが、あっさり拒否。

仕方がないので行きましたよ、指名者面談。

 

待合室で待つ母たち。

普通の保護者会なら、挨拶はもちろん世間話くらいはするものです。

しかしその時は、みな無言。

 

当たり前ですよねぇ。

子供が成績不振で呼び出されている時に、

にこやかに世間話なんてしてる場合ではありません。

というか、できません!

 

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名前が呼ばれて席に着き、渡された成績表を見て脱力。

 

数学・英語・物理・古文&漢文の4つが真っ赤っか。

数学と英語ですよ。

主要も主要、大主要科目。

 

・・・しかし不思議なことに、すべて1点2点で落としている。

はて? これはなんぞ?

 

 

「先生、これはどういう事でしょう?」

先生

「赤点ギリギリを狙って勉強したんでしょうねぇ。」

 

「赤点ギリギリを狙う?」

先生

「はい、でも他の生徒が思いのほかできてしまって平均点が上がった、そこで当てがはずれたんでしょうねぇ。」

 

なんですとーーー!! 

そんなふざけた試験勉強をしていたとは。

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*家族会議開かれる*

家に帰って夫と相談。

こんなことが続けば間違いなく留年です、留年!

 

即刻、家族会議が開かれた。

 

一体、どうしたいのか?

何かしたいことがあるのか?

  

息子が言うには、

「夏頃から勉強を始めたけれども、うまくいってない。

自分の好きなところ、出来るところばかりしてしまう。

このままでいいとは思っていない。」

 

それならと、次のことを約束した。

 

1、平日の夜と土日は塾の自習室に通う事。

2、勉強をする所は、塾の先生に指定してもらう事。

 

底の底まで落ちたことで、息子もやっと本気になったようでした。

 

 学校の定期テストは3学期で挽回。

なんとか留年は免れました。

追試もなし。

良かった~(T_T)

 

 

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*今はとにかく基礎固め*

とにもかくにも、まずは基礎固め

基礎が穴だらけでは、志望校の過去問には太刀打ちできません!

なんとしても高3夏まで、

いや、できれば春までに基礎を固めておかなくてはなりません。

あと1年と半年。 

 

 

その為にやったのはこんなこと。

<数学>

*問題集「フォーカス・ゴールド」

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 高3夏までに4周を目標に、

 「基本」「標準」の問題だけを何度も解く。

 

 

<英語>

 *問題集「Vintage」

 

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 先ずは「文法」を、

 次に「語法」「イデオム」をかためる。

 ⇒毎日5ページずつ。 

 

 

 システム英単語(いわゆる”シスタン”です)

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⇒1章~4章まで、毎日25個ずつ暗記する。

 先に進みたいので、とりあえずCD音声は無しで。

 4章まで2021語あるので、80日で一周できる。

 高3夏までの1年半で6~7周できる計算。

 

最初は本人に任せていましたが、

計画通りできているかどうかわからないので、

高2の秋からは、私が管理をすることに。

 

自習室で解く問題集を毎日ファイリング

Vintageもフォーカスゴールも、1冊丸ごと持ち歩くと重たいので、

その日するところだけをコピーして冊子にしました

 

「お嬢様ですか!!」と言いたいところですが、

なにせ”牛君”ですから、労力軽減のためには仕方ありません。

 

 

*高1終わり~高2夏までの模試の成績

本人は頑張っていましたが、

外部模試や塾の実力テストは苦戦が続きます。

 

基礎が穴だらけの状態で、そんなに簡単に上がるわけはありません。

成績が上向いてくるまで”動かない事山のごとし”な状態が続きます。

ほんとうにびくりとも動かない。

そういうものとわかっていても、めげそうでした。

 

高1の1月に受けた「全統高2記述」

高2の5月「全統記述(高3・既卒生)」はともに、

国語は60台、しかし英語・数学は40~50代前半 というありさま。

駿台模試も同じくらいの偏差値。

 

・・・これが不思議。

難しいといわれる駿台模試

全統と比べると、偏差値で5の差が出るといわれているのに?

それに「高2模試」と「高3+既卒生」の模試も同じくらいの成績。

うん? なぜ?

解ける問題が限られているので、結果は同じくらいになるのかなぁ?

よくわからないです。

 

ともかく、

模試の結果はしばらくは不問という事にして、

引き続き、英語と数学の基礎固めに全力を注ぐことにしました。

 

この後、最初に上向き始めたのが高2の8月

この時に受けた「全統高2模試」で、

英・数・国を初めて偏差値60に乗せることができました。

ここまでに10ケ月かかっております。

 はぁ~やれやれ。

(しかし、この次の模試でまたまた40台に転落するのですが・・・(-_-;))

 

さて、成績も少し上向き加減になってきて、

その後順調にいくかと思いきや、

今度は「文転する」という新たな問題が降ってくるのでした(T_T)

 

・・・次回に続きます。

 

 


引用した問題集のHPです。

 <数学・フォーカスゴールド>

www.shinko-keirin.co.jp

 

<英語・Vintage>

www.iizuna-shoten.com

 

 <システム英単語

www.sundaibunko.jp