息子と受験と狂想曲

受験と教育よもやま話

秋の冠模試。判定が「D」や「E」の場合、志望校を変更しますか?

<文末に追記あり> 

 11月8日・12月25日(判定結果)

 

8月のマーク模試、

結果の書類一式を、

息子に「隠蔽」されてしまいました(T_T)

よほど結果が悪かったのでしょう。

 

やり方を変えたらしいのですが、

結果がよろしくないということで、

作戦変更だそうです。

今後に活かしているのであれば良しとしましょう。

 

悩ましい模試の判定  

 大学の冠模試やその他の模試、

皆さま、判定をどこまで気にされますか?

 

判定がDやEだった場合、志望校をどうするか悩みますよね。

しかもそれが11月の模試だったら?

 

悲壮感漂う判定結果ですが、

志望校を変更するか、

それともそのまま突っ走るのか?

  

ある国立大学のアンケート結果 

 「冠模試の判定はどうだった?」という、

ある国立大学(旧帝大クラス)の新入生アンケートがあります。

駿台491人、河合475人の結果です。

模試は10月下旬~11月に実施しています。

 

駿台:A32%、B16%、C22%、D15%、E15%

*河合:A25%、B17%、C31%、D27%

 

駿台の冠模試は A>C>B>D・E

A以外はそれほど大差はないです。

しかもDとEが同数。

 

河合の方は C>D>A>B 

 

1大学の、しかも500人弱のアンケート結果ですが、

こんなにばらけるんですね。

ちょっと驚きました。

 

河合塾の場合なら、

「Dでも何とかなるんじゃない?」

と思ってしまいますね。

なんだか希望のある結果ではありませんか。 

 

DやEで合格。

素人の私が考えた理由。

 

先ずは、模試の志望校は複数書けるので、

A判定の人は他大学を受けている可能性もある。

A判定が思いのほか少ないのはこの為か?

 

冠模試を受けた状況にもよるのかも?

過去問をそれほどやっていない状態で受けたのなら

Dもあり得る。

 過去問は早い人なら春とか夏頃から、

遅いと11月頃とかなり個人差があります。

この大学の冠模試は10月~11月にあるので微妙な時期。

 

DやEの、点数の取り方にもよるのかも?

挽回の余地ありの点数分布だったのか?

 

 

この辺りのことを詳しく書いている人がいます。 

 

①大変興味深い内容です。 

ameblo.jp

 

②解説が詳しいです。

www.toudain.com

 

③現実的な指摘をされています。

reistenza.com

 

河合の全統模試は2.5ポイント刻み

ボーダー偏差値と平均偏差値

 

<*2020年10月

河合塾のボーダー偏差値」について加筆>

 

受験生を悩ませる「模試の判定」ですが、

私は最近まで、

予備校によって判定の算定方法が違う事を知りませんでした(-_-;)

 

なんと情けない。

もう子供の受験は終わってしまったではありませんか。

現在、2020年の10月です…。

 

受験生をお持ちの親御様、

どうぞこんな間抜けなことになりませんように。

 

さて、

問題の算定方法ですが、

河合塾では「ボーダー偏差値」を、

その他の多くの予備校では「平均偏差値」を採用しているそうです。

 

河合塾は少々特殊な例という事でしょうか。

 

「平均偏差値」合格者の学力の平均を表します。

ある入試の合格者の前年に受けた模試の偏差値を基に、

その平均値を出します。

 

これは普通というか、わかりやすいですよね。

 

「ボーダー偏差値」合否確率の予想値を表します。

合格者と不合格者が半々になるライン(偏差値)が

基準(その大学の偏差値)として示されます。

(算出方法は未公開のため不明)

 

河合塾の合否判定 

河合塾による「評価偏差値による学力評価の表示方法」は次の通り。

f:id:kaze-hikaru:20191006122921j:plain

 

全統記述模試の場合、

合否判定50%(合否半々の確率)の偏差値帯を

「ランク偏差値帯」として設定します。

ランクの幅は2.4ポイント。

 

各判定は「ランク偏差値帯」のボーダーを基準に

単純に2.5ポイントずつ刻みます。

 

なぜ2.5なのかは、

単に河合塾が偏差値2.5毎で集計しているからだそうです。

 

え~、それだけ? 

深い意味はないの?

…どうやらなさそうです。

 

そしてこの「ランク偏差値帯」が

そのまま「C判定」となります。

つまり「合否が半々の確率」はC判定になるという事です。

 

そう考えれば、

c判定はそれほど悪い判定とも思えないのですが、

…どうなのかなぁ。

 

ランク偏差値帯が60~62.4の大学の例です。

A:65.0以上(+5)

B:62.5~64.9(+2.5)

C:60.0~62.4(ランク偏差値帯)

D:57.5~59.9(-2.5)

E:57.5未満

 

たかが判定、されど判定。

振り回されるのは嫌だけど、

無視するわけにもいきません。  

 

最後は本人次第ということでしょうか。

何がなんでもその大学に行きたいのかどうか。

その後の2か月近くが地獄と化そうとも、

それでも受けたい大学なのか。

気持ちというのは恐ろしいもので、

想像以上の力を発揮するものです。

 

河合塾の偏差値算出については、

こちらのサイトで詳しく書かれています。

非常にわかりやすいです。

hensachiterrace.com

 

wikiも参照しました。

ja.wikipedia.org

 

 

D・E判定、我が家の場合

河合の冠模試あるいは最後の全統記述で

Eなら即変更。

Dの場合は、過去問が順調に取れているなら受験、

そうでないなら変更。

と決めています。 

 

 でも、志望校変更も決して簡単ではないんです。

 冠模試の結果がわかる12月、

あるいは模試を受けた11月に変更となった場合、

それから急いで第二志望校の対策をしなくてはなりません。

2、3ヶ月しかないので間に合うかどうか。

受験の科目数は減るのですが、傾向が全く違う(T_T)

傾向が違う試験を、第二志望校として選定していいのかどうか。

危ない賭けになるかもしれません。

 

親としては浪人はOKなので、

そのまま走りきるか、変更するかは、

最終的には本人の意思ということになります。

 

こんな胃の痛い事にならないように、

ぜひともC判定以上をお願いしたいものです。

 

*11月18日に追記 <Eでも変更しないと決定>

冠模試の結果はまだ出ておりませんが、たとえE判定でも志望校変更はしないと決めました。

本人の希望です。 

理由は、模試では国語を失敗してしまった事、世界史と英作文がまだ仕上がっていない事です。

冠模試を受け、それらをしっかり仕上げれば何とかなりそうだという手応えがあったそうです。

すべては今後の3か月にかかっています。