浪人した時の準備をする~「英検 S-CBT」の申し込み締め切り日が迫る~
2019年11月、
大学入試における英語民間試験の利用は延期との発表がありました。
以下は過去記事となります。
昨日、2020年の「英検1day S-CBT」第一回検定の仮り申し込みをしました。
間違いなく打ち込んだかどうか、ドキドキしますねぇ・・・。
「英検2020年1day-S-CBT・第一回」の申し込みは、
10月7日の17:00までです。
あと1週間ですから、まだの方はお急ぎくださいませ。
<お願い>
大学入試成績提供システム利用としての英検は、
まだまだ詳細が未定な部分もあり内容も複雑です。
文章は何度も見直し確認して書いておりますが、
ひょっとしたら間違いや変更もあるかもしれません。
受験の際には必ず、
皆様個人での確認をお願いいたします。
来年度から始まる「大学入学共通テスト」
今年の高3生は運悪く浪人となった場合、
「共通テスト元年」に当たってしまいます。
高2生以下の方々は学校で説明会があるでしょうけど、
高3生は今の所「共通テスト」を主題にした説明会はありません。
簡単にふれる程度です。
ですので自分でいろいろ調べるのですが、英語の民間試験が複雑で。
ぐったりします。
制度が変わると「初年度は簡単になる」というジンクスもあり、
「共通テスト」そのものはそれほど心配していないのですが、
「英語民間試験」には一抹の不安があります。
共通テストの英語がなくなり民間試験に変わるのは賛成なんです。
民間の英語検定の方が問題も素直、分量も適量で良いと思います。
2024年には共通テストの英語は廃止になるようですが、
それまでの数年間は二重に試験を受けないといけない。
これが何とも面倒ですよね。
民間試験、あと3,4年で辞めになるかも?
という怖~い噂があったり(噂ですが)、
既卒生の扱いや会場の詳細等々、
もう少し時間をかけて、
しっかり準備をしてからでよかったのではないかと思います。
民間試験、何を受験しますか?
我が家は「英検」を選択
英語民間試験、たくさん種類がありますが、
高校生に馴染みのあるものとしては
ベネッセの「GTEC」と「英検」でしょうね。
私立中高の場合、どちらも学校で受験するところが多いです。
ほかの試験はどうでしょうか?
TOEICは参加見送りとなりましたしねぇ。
でもケンブリッジ英検は馴染みがないし、
スピーキングテストがちょっと特殊です。
受験者同士で話し合いとかもするんですよね。
もちろん英語で。
という事で、
我が家は馴染みのある「英検」で受験することに決めました。
スピーキングはPC吹き込み、
その他は筆記とマークシートで受験できる「英検20201day S-CBT」を選択。
席の確保もしてもらえるので安心です。
浪人生の場合
「浪人生はどうするんだ!」問題ですが、
既卒生は2020年の3月下旬に「第2回検定」の申し込みができます。
現高3生だけの特例で、浪人確定後に申し込みができるようになっています。
但し「第2回だけ」ですから注意が必要ですね。
では第1回も受験したい場合はどうするのか。
英検によると「只今検討中」だそうです(-_-;)
まだですか? と言いたいところですが仕方ない。
どうなるかは未定なので、
予防策として第1回の仮申し込みをしておきました。
PC使用試験の練習をするかしないか
息子はPC使用の試験はこれが初めてになるので、
事前に練習をしておく必要があります。
5月に「CBT」、6月に従来型英検を申し込み、
「PC操作と音声吹き込みの練習」&「英検そのものの練習」に備えようかと。
スケジュールとしてはこんな感じです。
*5月 「CBT」受験 <練習>
*6月 「従来型英検」を受験 <練習>
*7月 大学入試利用の「1dayS-CBT」を受験 <本番>
ここで決着がつけば第2回はなし。
つかなければ、同じスケジュールで第2回を申し込む。
う~む、こうなると最悪だな。気がめいる。
英検公式HPの解説動画です。非常にわかりやすいです。
受験級はどうする? 2級か準2級か
受験する大学が要求しているのはCEFR「A2」以上の成績です。
CEFR「A2」を英検CSEスコアに換算すると1700~1949点。
「CEFR・A2」獲得方法は次のようになります。
準2級を受けた場合
①準2級を合格する(合格点1728点・満点2400点)
②準2級不合格⇒1700点以上を得点する。
2級を受けた場合
①2級に合格する(合格点1980点・満点2600点)
②2級不合格⇒準2級の合格点1728点を超える。
⇒1728点に至らない場合は算出不可となり
CEFR・A2成績はもらえません(なんて恐ろしい・・・)。
英検とCEFRのスコア対照表です。
普通は準2級で受けますよね。
準2級なら、たとえ不合格でも1700点取れればOKだ。
得点率は71%。
更にスピーキングの難易度は、準2級の方が明らかに下。
危ない橋を渡る必要はない。
今回の仮申し込みでは受験級の申請はアンケートのみで、
来年2月の本申し込みで変更も可能です。
英検のスコア換算についての詳細です。
厄介な教育改革
もう、ほんとに、
ただせさえ心配で胃が痛いのに、
これ以上面倒な作業が増えるのはやめてもらいたいものです。
英検の本申し込みも不安がいっぱいです。
7月の検定で、希望の会場が取れるかどうか。
満席で4月とか、他府県の会場になったらどうする?
本申し込みの日はPCの前で待機ですねぇ。
殺到して繋がらないとかないのかなぁ。
やれやれ。
入試利用の英検の概要
もう皆さまご存知とは思いますが、
簡単に英検の「大学入試英語成績提供システム利用型」について。
少し長いです。
*「大学入試英語成績提供システム利用型」は長いので
以下「大学入試利用」とします。
*英検には、
「従来型英検(紙媒体)」
「1day S-CBT」
「CBT」の3種類あります。
<使用目的>
*従来型英検⇒大学入試利用として登録は不可
*1dayS-CBT⇒大学入試利用専用
*CBT⇒大学入試利用・一般の検定どちらも可
大学入試利用としてID登録ができるのは「1day S-CBT」と「CBT」。
<試験の特徴>
*「S-CBT」
スピーキング⇒吹き込み式
その他の科目⇒PC上に問題掲載・紙面上に筆記・マークシートで解答
*「CBT」
スピーキング⇒吹き込み式
その他の科目⇒PC上に問題掲載・PCで解答
<試験日>
①「1day S-CBT」・「CBT」
第1回検定:4月,5月,6月,7月
第2回検定 :8月、9月、10月、11月
②CBTには第3回検定がありますが大学入試利用としては受験できません。
第3回検定:12月、1月、2月、3月
③従来型英検(紙媒体)
6月、10月、1月に実施
<受験の特徴>
大学入試利用の場合・共通事項
①受験期間は高校3年生の4月~12月まで
②受験可能回数は2回まで(ID登録が必要)
③それぞれの検定回につき、1つの級を1回だけ受験
<一般検定としてのCBT受験>
①各回に1つの級を1回だけ受験ができます。
②違う級なら毎月受験できます。
(例)4月3級、5月準2級、6月2級、7月準1級など
*「CBT」はID登録をしなければ受験回数としてカウントされないので、「CBT」と「従来型英検」は「1day S-CBT」の練習用に使う事ができます。
<受験会場>
*CBT
①16か所の試験センターで実施
②本申し込みのみで先着順、席の確約はなし。
*「1day S-CBT」
①186エリア、260か所の試験センターで実施予定。
②予約申し込みで席を確保。本申し込みは先着順。