進学校の深海魚~中高一貫校にありがちな「中だるみ」の恐怖~
こんにちは。うららです。
前回に引き続き、息子の話です。
中高一貫校に通う高3の息子。
彼が高校1年、”深海魚”だったころの話です。
中学2年生から高1の夏まで、のらりくらりの勉強しかしなかった息子。
学校の成績は下から数えたほうが早いという、危機的な状況。
しかもまだまだ下がりそうな気配すら漂っていました。
ところが高校1年の夏、何を思ったのか、ついについに動き出した。
熊のようにゆっくりではありましたが、冬眠は明けたようでした。
パスパスゥーーーとエンジンがかかるような予感。
始まりはこんな事から。
高1の夏休みに入った頃、
英語リスニングのあまりのできなさに業を煮やした母(私)は、ついに息子に言ってみました。
「リスニング、一緒にしませんか?」
高校生にもなって、しかも男子が母と一緒にリスニング・・・。
しかし背に腹は代えられません。
今のうちに何とかしておかないと、取り返しのつかないような気がする。
リスニングはとにかく時間がかかる!
それに、私が手伝えるのは「英語リスニング」くらいだしね。
一緒に聞くくらいなら私にでもできる!
ところで、
彼のリスニングがどれだけできないかと言いますと、
学校のリスニングの成績は、平均点の半分くらい。
満点の半分じゃないんですよ。
平均点の半分ですからね。
お間違えのないように。
ダメ元での提案でしたが、意外にも息子は、
「いいよ、やる。」
(なに!? やる? 母と一緒でいいんですかい?)
と思ったけれど、それはぐっと飲みこみ、
「えらいねぇ、さすがだねぇ」
とドロンジョ様風に褒めちぎっておくことにしました。
とりあえず、
Z会の「中学生のためのリスニング徹底演習・基礎編」から始めることにしました。
中学から全くやっていないのだから、
「中学生用の基礎編」から始めたほうが良いとの判断。
ちなみにこのテキストは、基礎編と応用編があります。
最初の「単語を聞き取ろう」はさすがに飛ばし、
次のリスニング問題から開始。
最初の問題は、何ともかわいらしい動物の絵。
これです!
あ~、「中1・中2の人は」って書いてありますね (-_-;)
「簡単、簡単」と息子はご満悦。
(あたりまえじゃ! これが難しかったら終わっとるわ!)
という心の叫びは再び飲み込むことにして、気持ちよく初日は終わりました。
毎日、寝る前の15分。おかあさんといっしょのリスニング。
はぁ~ぁ、いつまで「おかあさんといっしょ」なんでしょうか?
まぁ、とりあえずやる気になったのだから、良しとしよう。
この日から、長い長い、二人三脚親子リスニングの日々が始まるのです~。
次回につづきます・・・。